10 水辺でドザエモンを発見する
2016年8月15日達成。
昔、殺人事件のドラマで釣り人や散歩の人が水死体を発見するシーンを良く見た。釣りをよくする人は死体を発見する確率も普通の人より高いだろう。昔からいつかは発見するだろうと思いながら、釣りをしていたこともあった。新聞で包まれた物体が流れてきたら、手でも入っているのでは、と思ってつついてみると、ご飯が入っていたり、ヒヤヒヤしたもんだ。
さて、今日2016年8月15日18:15、いつもどおりに愛犬ベックを連れて瀬田側を南郷洗堰から京滋BPまでジョギング散歩コースに入ろうと、南郷洗堰を南郷公園側から渡ろうとしていた。その時、パトカー1台、消防車5台、救急車1台だ相次いで到着。南郷洗堰から約50mの岸際を何やら男性っぽい死体がプカプカ浮いているのを発見。警察が到着し、すぐさま黄色テープが貼られた。自分は野次馬としては第1号で、もっとも見える場所(死体まで20m地点)に行った。黒のTシャツに黒の短パンで背中が見えている。両足を後ろに反ったかのように両足の靴が浮いており、顔や手はうつむきで水中のため成人男性であることは分かるが年齢は分からない。背中の肌からみて20〜40歳の間であろう。死んでいると分かって救急隊員は去っていった。代わりに鑑識など関係者が続々来て現場検証。
その後、瀬田川をサイレンをならす大きな船が琵琶湖側からやってきた。そこから、隊員2名が乗ったボートが浮いている死体までやってきて、黒いTシャツを引っ張り、網(担架の布部分が緑の網になっているもの)ですくい上げた。背中は血色があったが、顔は真っ白で正にドザエモンであった。体が柔らかそうなことから、死後そんなに経過していないようだった。あたりは騒然としていたが、死体回収のあとは、何事もなかったように平和な1日が戻ってきた。
服を着て、靴も履いているので、泳ぎでも自殺でもないと思う。釣りをしていて落ちたか、殺しの匂いがしていた。通報した第一発見者はどこにいったのだろう。あと20分早ければ、自分が第一発見者だっただろう。
南郷洗堰は琵琶湖から流れ出る唯一の川「瀬田川」の水位を調整する堰である。何回か水死体が上がる全国でも指折りのスポットだろう。ただ、目の前でドザエモンを回収するまでの一部始終を生で見たのは初めてである。ちょっと前に釣りをしていた場所に死体が浮いていただけに、少しだけ複雑な感じがした。このドザエモンにも家族がいるのだろう、その家族は心配しているだろうなと思った。
13日〜15日のお盆の時期、水難事故をニュースでよく見る。特別、この時期に多いことを考えると、暑い以外に何か目に見えない理由を受け入れざるを得ない。「お盆は水辺に近づくな」と子供には注意が必要だ。
夜、ネットで調べたらニュースサイトで記事があった。
↓産経新聞
↓京都新聞
若いと思ったら60歳くらいかぁ〜。
そう言えば、一昨日の13日にも39歳男性が瀬田川の石山南郷で水死体上がっているし、近くに済んでいて何だけど、瀬田川って本当に水死体が多い。