132 ビッグなマコンデを自分で木彫りする
2014年1月26日達成!
昔、三重県鳥羽にあるマコンデ博物館に行き、マコンデに魅了された。というほどでもないが、自分でも作ってみたくなった。マコンデとは、東アフリカのタンザニアとモザンビーク両国の国境に広がる、マコンデ高原に住む、マコンデ族によって制作された彫刻で独特の雰囲気を放つ。
さて、材料となる木もアフリカンソウルを感じたいということで米国では輸入禁止となっている「グラナディラ」という木を怪しなネットショップから取り寄せた。34x34x370mmのサイズで約4000円なり〜。
さて、道具はホームセンターで彫刻刀セットを購入、早速彫ってみると木が硬すぎて彫刻刀では使いものにならないことが判明した。さすがアフリカのグラナディラ、石のように重たいのは密度が高く硬いからであった。急いでホームセンターに行きのみセットを購入。ハンマーでのみを叩きながらの本格的な彫り物となった。
参考にしたのは右の写真であるが穴を開けたり細くしたりは難しそうなので、イメージだけで子供が見て人と分かればOKということにした。
1回目はツボ、頭部、胴部、足部が分かるように外形を彫った。4時間ほどかかり頭も体もおかしくなりそうだ。2日目、3日目は3時間ほどずつで計10時間近くかかって彫り上げた。と言ってもお手本と全然完成度が違う。でも精神的にもう限界、子供が見て人と言ってくれたので製作完了とした。長い時間彫っていると精神的に発狂しそうになる。同じ姿勢でハンマーを振り下ろしノイローゼ一直線である。芸術派は爆発だ〜っ。ホットカーペットを切り裂いてしまい。中の銅線が断線。電源付けたら火事になるので廃棄。約1万円の損失、ち〜ん。自分には彫刻創作が向いていないことがよく分かった。誰か8000円くらいで買ってくれないだろうか?いや、500円でも良い。し〜ん、高さが37cmもあるのでサイド机の柱にでもしようと決めた。

頭の上はツボのつもり。気をつけ姿勢の人を彫ったが案の定、化け物になってしまった。耳やへそ、手の指などディテールも掘り込んだが写真ではよく見えないのが残念である。呪いの魂を吹き込む恐ろしい儀式を経て堂々の完成だ。な〜んてね。